会社設立のための準備 銀行口座について
主婦ですが、会社を設立したいです。現在、会社設立のための準備をしています。質問なのですが、夫婦で夫名義のマンションに住んでいてそこで事業を行う場合、銀行口座も夫のものを使用したほうが良いのでしょうか?
質問の回答です。会社設立の場合の銀行口座は必ず本人名義のものを準備してください。
おそらく、会社設立後最初の数年間は、ご自身が社長で他に社員のいない個人事業主としての運営となり、他の社員を受け入れる際の準備も同時に行うこととなるでしょうが、その場合に口座が夫名義のままでは金銭トラブルの原因になってしまいます。会社設立準備段階で分けることをお勧めします。
金銭トラブルが起きると、ひいては会社の信用問題にもつながりますので、設立時に十分すぎるほど注意しましょう。
会社設立の際に行政書士と司法書士に依頼する業務
行政書士と司法書士は、同じ法律関係の資格で、何をしているかわかりづらいですが、それぞれ依頼することのできる業務が異なります。
会社設立では様々な手続きが必要ですが、行政書士と司法書士のそれぞれの業務範囲に属する手続きがあります。会社設立には、定款や会社設立時規則、議事録等を作成しなければなりませんが、それらは行政書士に依頼すると作ってくれます。
更に、官公署への許認可申請が必要な業種も多いですが、許認可申請も行政書士が代理申請してくれます。
司法書士は登記の専門家なので、会社設立後に不動産を取得した場合の不動産登記や、設立した会社の商業登記は、司法書士の業務です。会社設立時には各種契約も必要ですが、その契約書は行政書士でも司法書士でも作成することができます。
会社設立の際には様々な手続きが必要で経営者を悩ませますが、専門家である行政書士や司法書士をうまく活用して手続きは任せ、経営者はその後の経営に安心して全力を注いでください。