会社設立時、会社の資産にはどのようなものがあるか
会社設立を検討しております。財務・会計に関する質問ですが、貸借対照表に記載する、会社の資産にはどのようなものがあるか教えて下さい。また、資産と財産の違いも合わせて教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
資産とは、将来、現金を生むもの、価値があると合理的に評価出来る確実性の高いものの事です。会社設立時に、貸借対照表に記載する際は、3つに分類する事が出来ます。
1年以内に現金化が予定されている預金、売掛金、有価証券等の流動資産、長期間にわたって使用、保有する土地、建物、車両運搬具等の固定資産、支出の効果が将来にわたって得る事が出来る開業費・開発費、株式交付費等の繰延資産の3つです。
財産とは、商品や有価証券等を売却する事で資金に換金出来るもの、現金や預金等の支払い手段の事を指します。会社設立の際の参考になれば幸いです。
個人事業から法人への会社設立時の資産の引き継ぎ方法
個人事業主の人が法人化させるために会社設立を行うと、個人事業を行っていた際に利用していた事業用の資産を会社設立を行う法人に引き継ぐ必要が出て来ます。尚、資産の引き継ぎ方には大きく分けて3つに分けられます。会社設立を行う時は資本金を支払いますが、資本金はお金だけではなく、現物出資も可能になっています。法人化するにあたり、引き継ぎたい資産を現物出資として引き継ぐ方法が有ります。
尚、現物出資の場合、総額が500万円を超えると裁判所が選任した検査役の調査が必要になります。2つ目は、会社設立を行った後に、個人と会社と言う関係の下で売買契約を締結する方法です。因みに会社は1人でも設立出来るのですが、この場合も個人と会社と言う関係を作り資産を売買する事が可能になるのです。
3つ目は、売買するのではなく賃貸と言う形で取り扱う方法です。この場合は資産は移すことが無く、しかも無償でも有償も利用する事が出来るのが特徴なのです。