会社設立の税金面のメリット
会社設立はせず、副業で細々と行ってきた仕事があります。最近になり軌道に乗り収入も増えてきた為、法人化も考えています。
そこで質問なのですが、会社設立することによって税金面等でメリットがあると聞きましたが、どの様な事がありますか。
会社設立による税金面でのメリット
会社設立には、税金面でのメリットがあります。
会社設立時の資本金によって、税金の優遇措置があります。1000万円未満であれば、2期分の消費税の免税などの優遇措置を全て受けられるメリットがあります。資本金が増えると優遇措置が減るため、税金面だけを考えると1000万円未満が最適です。
青色申告をする事で、課税所得金額から控除できる欠損金の繰越期間が最大9年になるメリットがあります。会社設立直後は経費が多くなり、事業も安定していないため赤字になる事が多いので、1期目から適用されるように申請するのが良いです。
事業主が給料を受け取る事になるため、給与所得控除分の課税額を節約できます。家族を役員にして報酬を払う事で、このメリットがより大きくなります。
個人事業では所得税と住民税の合計で税率は最大55%になりますが、法人ではこれに事業税を加えても最大35%です。
個人事業と法人では税金の計算が異なるため、利益が少ない場合は個人事業の方が税金が低い場合もあります。十分な利益を上げているのであれば税金面でのメリットが大きく、税金面では会社設立した方が良いこととなります。