今回、チーム作り研修を行うのと同時に賃金制度・評価制度の改定を行い、役割に応じて給料が増えていくことを規定で明確にしました。
これまでも昇給はありましたが、不透明な部分が多かったのです。
誰もが給与が頭打ちの会社で働きたくない。
だから、給与は増えていくことが前提。
なのですけど・・・・・
1人、2人ならともかく、多数いる職員を公平に、必ず昇給する仕組みなんて簡単には作れません。
さらに会計事務所のビジネスモデルも関連してきます。
会計事務所の仕事は、継続してお客様のビジネスをサポートすること。労働集約型のビジネスモデルで、一人がサポートできるお客様の数には限界があります。
給料の源資はお客様から頂戴する報酬なので、
サポートできるお客様の数が増えないと給料を増やすことはできません。
お客様に「この担当者は経験を積んで成長したから報酬をあげてください」ということはなかなか言えませんから。
・組織で役割分担をして、成長に応じて自身の役割を変えていくこと
・自身が成長するとに得た経験をチームで活かしていくこと
・チームを引っ張っていくこと
このようなことが求められるのです。
難しいことを言っている訳ではなく、世の中の多くの会社と同じ。
会計事務所は、昔の個人事務所の名残も強く、税務という特殊な業務を取扱うからか、職員は「普通の会社とは違う」と考えがちですが、私は普通の会社と何も変わらないと思います。
職員にはぜひしっかりと稼ぐようになって欲しい。
そのためにも必要な力を身に付け、事務所全体の生産性を高めていくことに貢献して欲しい。
そのような想いが二つ目のきっかけとなりました。