人生100年時代といわれる今、「持っている資産は運用すべき」「若いうちから副収入を得ることが重要」などと考える人が増えています。そんな中、話題となっているのが不動産投資です。副業として不動産投資を始めようと考えるサラリーマンも増えていて、若い世代からも注目されています。
そこで、今回は投資の初心者が不動産投資を始めるなら確認したいことを4つ紹介します。投資の経験はないけど不動産投資を始めてみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
その1.投資が向いている人・向いていない人
最初に確認してほしいことは、自分が投資に向いているかどうかです。
人にはそれぞれ、向き不向きがあります。
たとえば、綿密に調べて計画を立てるのが好きな人や、長期的な視点で物事を判断するのが得意な人は、投資に向いているでしょう。
一方、ギャンブル性の高いことが好きな人や、すぐに成果が出ないと諦めてしまう人などは投資に向いていないと考えるのが一般的です。
性格以外でいうと、
- 投資で得た収益が生活力に直結するか
- 運用できる資産(資金)があるか
- ローンの審査に通りそうか
といったことも、自分が投資に向いているかどうかを判断する基準となり得ます。
大きなリスクを避けるためにも、投資を始める前には自分の特性にしっかり向き合い、的確な判断をしましょう。
その2.不動産投資の種類や仕組み・リスク
一口に不動産投資といっても、その種類はさまざまです。
たとえば、マンションやアパートといった住居用の賃貸物件を購入して経営する不動産投資の中には、丸々一棟を購入する「一棟投資」と、ひと部屋だけ、もしくは、いくつかの部屋を購入する「区分投資」があります。
また、土地や建物を
- 事務所
- トランクルーム
- 駐車場
などとして貸し出すのも不動産投資です。
最近では、
- 不動産小口化商品
- クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
- REIT(リート:不動産投資信託)
なども注目を集めています。
このように、不動産投資と一口にいっても種類は実にさまざまなのです。
もしあなたが不動産投資の初心者なら、まずはそれぞれの種類について詳しく学び、その上で自分に向いている投資方法や興味のある投資方法を選ぶことが大切だと考えられます。
具体的には、それぞれの特徴やメリット・デメリット、仕組みやリスクなどですね。これらは不動産投資の種類によっても異なりますので、しっかりと学びましょう。
その3.不動産投資に必要な知識
不動産投資を始めるなら、不動産投資に関するさまざまな知識を事前に蓄えることも大切です。
具体的に例を挙げると、
- 経営やマーケティングに関する知識
- 確定申告や税金に関する知識
- 予算や目標金額の決め方
- 投資先(物件)の選び方
- 投資を始めるのに最適なタイミング
- 物件管理・保険に関する知識
などは不動産投資を始める前に学ぶ必要があると考えられます。
さらに、不動産投資を成功に導くには、不動産会社の言いなりになるのではなく自分でしっかり判断することも大切です。成功者の話だけでなく失敗者の話も聞き、さまざまなリスクに備えましょう。
有用な情報は、インターネットや無料セミナーなどでも得られます。しかし、本当に必要な情報は有料のサービスでしか得られない可能性もあるので注意が必要です。
また、たとえ有料のセミナーであっても、不動産会社が開催しているセミナーであれば他社に有利な情報は発信しないのが一般的だと考えられます。もしセミナーに参加するのなら、1つの企業が開催しているセミナーだけに絞らず、さまざまな視点から見た話をバランス良く聞きに行くのがオススメです。
限られた時間の中で、いかに有用な情報を得られるか。これも、不動産投資で成功を収めるには必要な視点だといえるでしょう。
その4.不動産会社の選び方
最後に紹介する確認ポイントは、不動産会社の選び方です。
不動産会社と一口にいっても、いろんな不動産会社があります。投資の初心者が不動産投資を始める際には、物件を先に選ぼうと考えるのではなく、不動産会社を先に選び、不動産会社と一緒に物件を探す方法がオススメです。
たとえば、不動産投資に昔から携わっている不動産会社もあれば、あなたと同じように不動産投資に関しては初心者同然の不動産会社もあるでしょう。また、顧客のことを第一に考えてくれる不動産会社もあれば、何よりも自分たちの利益や体裁を優先する不動産会社もあります。
不動産会社の選び方については、経験者の体験談を参考にするのもよい方法です。信頼できる不動産会社を見極めるためにも、しっかりと情報を集めましょう。
まとめ
今日は、投資の初心者が不動産投資を始めるなら確認したいことを4つ紹介しました。
リスクが伴う不動産投資。「失敗して借金だけが残った」なんてことにならないためにも、よく理解しない状態で始めることだけは絶対に避けなければいけません。1つ1つの情報をしっかりと理解するためにも、自分の中で納得できるまでしっかりと学びましょう。